観察〜描写という、
一般的な絵画表現のプロセスで制作したものです。

同じ対象物、同じ場面を
「写真的な描写」と「ドローイング」の2つの異なる視点で
表現しています。

実際に対象物を眼で追い、手が描きとめたドローイングは、
感覚的・即興的であり、その場の状況や気分などが現れ、
写真的で客観的な描写とは、性質がことなります。

2つの異なる視点が1つの画面の中で対峙し、
そこに生まれる2つの視点のズレ・間から、
作者が対象物と向き合ったときの感覚を、際立たせる試みです。
MISAKI,,Keiichi